当院で行っている施術の一部で自宅で自分で出来ることをお伝えしようと思います。注意としては外反母趾か判断できない場合は必ず専門機関を受診しましょう。
- 痛いときは冷やす?温める?
- テーピングで固定
- 指の運動
- 靴と歩き方
痛いときは冷やす?温める?
外反母趾に痛みがある場合は冷やしましょう。
冷やすと血管を収縮させて腫れを抑える効果があります。
また、痛覚神経をマヒさせて、痛みを抑える効果も期待できます。
冷やすときは氷水(氷のう)がおすすめです。シップや水だけだと中までしっかり冷やすことが出来ないので、氷水(氷のう)でしっかり冷やしましょう。
時間は10分~15分くらいです。冷やしたまま寝ないように気をつけましょう。※凍傷に注意
「お風呂は入ってもいいの?」と聞かれますが、できればシャワーでお願いしたいです。温めると腫れがひどくなり痛みが増すことがあります。
テーピングで固定
痛みがある場所を中心に貼っていきます。
テーピングの長さ
①7,5㎝ ②・③15㎝くらいです
①足先からかかと方向へ貼ります。
②親指に引っ掛けるように巻いてきて痛いところで交差して貼ります。
③上記、②と逆回転で親指に引っ掛けて痛いところで交差して貼ります。
注意
テープを引っ張り過ぎないこと。
皮膚に異常を感じたらすぐに外して医療機関へ行きましょう。
以上が痛みがあるときの自分で出来る方法になります。
ここからは痛みが無いときに予防する方法をお伝えします。
指の運動
外反母趾の方の多くは足の指の動きが悪い方多いです。
当院でも来られた方にはご自身で運動をしてくださいとお願いしています。
自宅で出来る運動で手軽に出来るのは足で「グー・チョキ・パー」とジャンケンをしてもらいますが、問題は「パー」です。他の2つは親指を下(足裏)へ曲げる屈筋と上(足の甲)へ伸ばす伸筋で動かすので意識すれば使うことが出来ます。
しかし、「パー」は親指を内側(体の中心方向)へ広げなくてはならないため、非常に困難です。そこで、当院では運動するときは必ず使う筋を触るようにお願いしています。触ることでそこに意識がいき使いやすくなります。
「パー」の時は母趾外転筋を触ります。最初は触っても動かすのが困難です。でも一瞬でも力が入ると筋肉が少し動きます。少しずつ力を入れるポイントがわかるようになれば時間を長くしていきます。最初は一瞬からなれてきたら20秒くらいにしていきましょう。
注意
痛みがある場合は無理に動かさないようにしましょう。
痛みが出たら中止しましょう。
変形が強い場合は動かすことが困難な場合があります。
靴と歩き方
靴は痛くない靴または、痛くならない靴をはきましょう。
大事なのは靴をはく時はかかとをそろえることです。
靴をはいたら、かかとを「トントン」とそろえてから靴ひもを結び足が中で「ゴソゴソ」動かないようにしましょう。
注意
きつく締め過ぎないよう気をつけましょう。
歩くときはかかとから着いて足先で蹴るのが良いでしょう。
ヒールで歩くのに慣れている方はスニーカーを履いても歩き方が変わらない(つま先から着く)方がいてるので注意が必要です。
当院では上記に加えてあなたの足にあわせた治療を行っています。
「どうしてもよくならない」「はやく痛みをとりたい」などありましたら。
電話・メールでお気軽にご相談ください。