巻き爪の原因は?
深爪
伸びてくると痛いから深爪なのか切り方の癖で深爪なのかは理由は様々ですが爪を切り過ぎると巻き爪や陥入爪になりやすいです。
特に陥入爪は両方又は片方の爪が指に食い込んでいるため、爪を切った時に端まで切れずに千切る様に爪を切ると切り残しがトゲの様になりそれが伸びてくると指に埋まっている部分でトゲが刺さり痛みや腫れが出ます。放置すると刺さった部分が化膿して触る事も出来なくなります。
外部からの圧力
爪は軟らかい物で、外部からの長時間の圧力で変形しやすいです。
サイズの合わない靴やかかとの高い靴を長時間履いていると爪に横方向から靴と隣の指に挟まれて圧力がかかり巻き爪の原因になります。
外反母趾などの足の変形
外反母趾の方は巻き爪を併発している方が多くみられます。
中度以上の外反母趾で親指が2番目の指に踏まれて変形したり、2番目の指の上に重なっても靴と指に上下で挟まれて負担がかかり巻き爪や変形爪になりやすいです。
遺伝によるもの
巻き爪が遺伝するというよりも、爪の薄さや指の形などの巻き爪になりやすい要因が遺伝すると思われます。
痛みは無いけど親が巻き爪なんですと言われることも多々あります。
乾燥
年齢や爪白癬などの原因で、爪の水分が抜けて乾燥すると巻き爪や爪の変形がおこりやすくなります。
あなたの巻き爪の原因はありましたか?
巻き爪の原因は人それぞれです、靴や爪白癬などの対処可能な事もあるので原因を把握しておくことも大切です。
軽度の巻き爪の対処法
軽度の巻き爪のセルフケア方法も様々です。
爪の切り方
爪を四角くカットする(スクエアカット)爪を伸ばしすぎると外部からの圧力や衝撃で爪が欠けたり変形しやすかったします。適度な長さで切る事が大切です。
コットンを詰める
足湯等で爪を軟らかくしてから爪の端に少しづつコットンを詰める方法です。
爪と指の間にコットンを詰めて爪が当たらないようになるので、痛みが軽減する事があります。
無理に詰めると爪が割れる事があるので注意必要です。
テーピングで皮膚を引っ張る
食い込んでいる側の指に伸縮テープを貼ってらせん状に引っ張って爪と皮膚の間に隙間を作る方法です。
食い込んでいる部分に隙間を作ることで痛みが軽減する事があります。
巻き爪改善グッズ
市販でもたくさん巻き爪の改善グッズがたくさん売られています。
爪に直接つけるタイプのクリップやテープなど新しいものが色々出ていますが、効果に不安がある物も多々あるので注意が必要です。
巻き爪のいろいろな治療法
矯正は金額も期間も色々です。金額が安くても長期間かかる物もあるので事前にしっかり調べましょう。
ワイヤー矯正
伸ばした爪の端に小さな穴をあけて形状記憶のワイヤーをつけてワイヤーの力で戻していく方法です。
古くからある方法で皮膚科や外科など病院でしてもらえます。
プレート矯正
プラチックや金属でできたプレートを爪に張り付けて矯正する方法です。
爪に接着剤で張り付けるだけなので、痛みが無いのが特徴です。また、プラチックは見た目が気になる方にもおすすめです。
ツメフラ矯正
ツメフラと呼ばれる装具を使った矯正方法。
左右非対称の巻き爪でも調整しながら矯正する事が出来る。
黒い矯正器具を着けて生活するので見た目が気になる方は注意が必要。
病院での手術
フェノール法
指に麻酔をして、爪の巻いている部分を爪先から根元まで切除する。
切除した部分に爪が生えてこないように爪母細胞を焼きます。
保険適応なのが特徴です。
麻酔が痛いという方が多いです。手術後も傷があるのでしばらく痛みます。
爪が細くなるので見た目が気になる方はしっかりと説明を受けましょう。
巻き爪を治したい方へ
当院に来られる方で自分で治そうとしてひどくなった方が多く来られます。ご自身の状態に合わせて専門機関を受診する事おすすめします。